4月30日（金）、スクールカウンセラーの廣澤攝子先生を講師に招き、「アサーション講座」を開催いたしました。BSホールに集まった中学1年生およそ100人が「さわやかな自己表現」について学びました。
アサーションとは、『自分も相手も大切にする自己表現』という意味をもつコミュニケーションの考え方と方法です。その目的は、一人ひとりが自分の活動を自分らしく進めながら他者とのかかわりの中で生きていくことにあります。（引用：日本アサーション協会ホームページ）
講座の中では、1学年の教員が様々なタイプの自己表現を実演しました。
テスト前に「ノートを貸してほしい」と言われ、
Aくん「嫌だよ、僕が勉強できないじゃないか！」
Bさん「どうしよう…。私も勉強しないといけないのに…。でも、貸してあげないと…」
Cさん「ごめん。私もテスト勉強があるからノートは貸せないけど、よかったら一緒に勉強しない？」
Aくんのような「自分のことを優先して他者を無視・軽視する自己表現（攻撃型）」では相手が傷つきます。Bさんのような「他者を優先し、自分のことを後回しにする自己表現（非主張型）」では自分が傷つきます。Cさんのような「自分のことをまず考えるが、他者にも十分に配慮する自己表現（アサーティブ型）」が私たちに求められています。そう廣澤先生は語りかけました。
入学式から3週間。新しい人間関係が作られつつある今だからこそ、1人1人がアサーティブな対話を意識し、楽しい学校生活を送って欲しいと思います。
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