高2 文理探究II~Bunri Inquiry~

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11月25日(木)、12月2日(木)・16日(木)の3日間にわたり、高校2年生の探究発表会(ゼミ内発表会)が行われました。

5月から本格的に始まった文理探究Ⅱ。
生徒たちは、自然科学・人文科学・社会科学の3分野をさらに細分化した8つのゼミに分かれ、
・課題の設定(問い・リサーチクエスチョン・仮説)
・調査・検証方法の検討
・調査・検証
・調査・検証結果のまとめ
・考察
・スライド作成
というプロセスを経て、今回のゼミ内の発表会へとたどり着きました。

序盤は、何度も問いを考え直し、いくつもの仮説を立て、テーマの「鉱脈」を掘り当てようと試行錯誤が続きました。調査・検証の段階に入ってからも、方法や手段、タイミングをどうするか、個人で、またグループで悩みながら作業を進めていきました。研修旅行の延期によって調査・検証方法の変更を余儀なくされた人も少なくありません。新型コロナウイルスの感染拡大によって思うように作業が進まないという声も聞かれました。それでも、自分が「知りたい」と思うテーマだからこそ、探究心を失うことはありませんでした。

「デジタルは脳の発達に重要な役割を担うのか」
「インスタタントラーメンは体に悪いのになぜ売れているのか」
「空間認知能力」
「宇佐山城で城主森可成が討死しないための戦略」
「人に頼み事をするときにOKされやすいタイミング」
「海底火山によって出来た島の生態系」
「昆虫の擬態について」
「新しい言語を作るには」
「僻地医療」

テーマは生徒の数だけ存在し、導かれる「答え」も無限です。しかし、そのどれもが「答えのない問い」から生まれた、今、ここにしかない「答え」です。それは、明日には形を変えているかもしれません。
2月には、文理探究の集大成である「高校1・2年生合同発表会」が予定されています。各ゼミの代表生徒が体育館で、全生徒を前にして発表を行います。

残り2ヶ月。

今回のゼミ内発表を通じて明らかになった課題に向き合い、自分なりの「納得解」を求めて、1人1人がこれからも探究を続けます。

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