2月15日 (土)、東京大学本郷キャンパスにて「第7回全国海洋教育サミット」が開催され、英語科3年生の前田 鈴さん(3E1)が参加し、ポスター発表を行いました。
この研究は前田さんが大学受験にあたり執筆した課題論文を土台にしたもので、志望校に合格した後も探究を続けて本発表に臨みました。海の環境問題を社会科学的な視座からとらえ、人間集団の意識と行動をキーワードに独自のアンケート調査を行いました。海に面していない埼玉県の私立高校からの発表ということもあり、会場では全国各地の海洋教育の関係者からは熱いディスカッションをいただきました。
◆発表タイトル
人々の意識変化による海の環境問題の解決―海の環境問題に対する高校生の意識調査―
◆発表内容の概要
発表者が感じている海の環境問題の深刻さに対し、身の回りの高校生の関心の度合いには温度差があると感じたため、次世代社会を担う高校生の問題意識の所在を調査しました。この調査により、調査対象とした高校生は海が汚れることによる影響や海をきれいにする対策を知っているが、日常的な行動とは差があることが分かりました。
◆前田さんによるサミットに参加した感想
今回AO入試の延長線という形で、海洋教育サミットの発表に参加させていただきました。まず、自分でアンケート調査を行ったこと自体が初めてでした。ポスターを作るのも初めてで、先生に手伝っていただきながら作りましたが、先生は色や文字のフォントなど細かいところまで気を使っていたので、忘れずに次回アウトプットできるようにしたいです。
発表の前は自分の発表を止まってみてくれる人がいるか心配でしたが、思っていた以上に色々な方が発表を聞いてくださったのでとても嬉しかったです。この研究はおもしろいねと言っていただけたので、頑張って良かったと思いました。ポスターの発表時間が45分は長いと思っていましたが、本当にあっという間に終了5分前のアナウンスが流れました。もう少し時間があればもっといろんな人とお話しできたのになぁと思いました。埼玉県は海なし県ということで、今回私は、原因、影響、対策ということしか触れられませんでした。ですが、実際に海のある県からきている人がほとんどだったので、普段から海とどのように生活しているかや知識が違うなと感じました。その後の懇親会では参加した高校生は少なかったですが、逆に普段話すことのできない方とお話しできたのが貴重な体験でした。お話しする中で、自分が知らないだけで日本中では色々な活動が色々な地域で行われていることを知りました。せっかく前向きに行っている活動なのでもっと日本全国に普及してほしいと思いました。また埼玉県は海に面している県と比べて海洋教育はもちろん環境にかかわる教育は少ないと思うのでぜひ内陸にも取り入れてほしいと思いました。
今回このような機会を通して自分の考えを深掘りし、人に伝え共有することの楽しさを知りました。これから大学では海とかかわって生活していくのでまた新しい発見をしていきたいです。
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