令和3年度 入学式を挙行しました

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4月8日(木)、令和3年度 西武学園文理中学・高等学校の入学式が狭山市市民会館にて執り行われました。穏やかな春の日差しの中、374名(中学校104名、高等学校270名)の新入生が、文理生としての第一歩を踏み出しました。

以下に、高等学校の校長式辞を掲載いたします。

高等学校長 式辞(全文)

 ここ狭山の春風も日々暖かさを増し、今日の皆さんの門出を心地よく祝ってくれています。
新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんは、高等学校の41期生となります。教職員、在校生一同、心から皆さんの入学を歓迎します。皆さんのその新しい制服は、ときに皆さんを守り、また、勇気づけ、仲間意識を醸成します。どうぞ今日から、胸を張って大切に、美しく、着こなしてください。

 41期生の皆さんは、本校の新たな歴史を築くフロンティア学年です。今年度、本校の40年間にわたる伝統的な教育活動を改善・進化させました。皆さんの学年から、幅広い教科の学習、混成型のクラス編成、徹底した習熟度別授業、グローバル・コンピテンス・プログラムの導入やオールイングリッシュ授業など、正に挑戦の学年です。どうぞ、積極的にチャレンジして、21世紀を生き抜くために、必要な力を身につけてもらいたいと思います。

 時代が進み、どんなにAIが進歩しても、どんなにロボットが進化しても、人間の存在価値は不滅です。その中でも最も大切なのが、クリエイティビティ(創造性)とホスピタリティ(人を思いやる心)だと私は考えます。

 皆さんもご存じの通り、本校は文理探究を昨年度から始めています。どうか、在校中に探究活動に力を注ぎ、創造力や課題解決力を鍛え上げてください。それが必ずしや将来の皆さんの、進路実現に役立つと確信しています。また、本校はホスピタリティ教育を重点に掲げております。人の気持ちに寄り添える、人の気持ちを察しそれに対し適切な行動が取れる。そんな力を、学校生活の様々な場面で育成したいと思います。日常の挨拶や言葉遣いなど、礼儀作法を身につけ、自分から話しかけ新たな友人を作ってください。新しい友との出会いは、人生をとても豊かなものにしてくれるはずです。学校は人との付き合い方を学ぶ大切な場所です。今、一生涯の友となり得る仲間がそばに座っています。しっかりと見つけてください。

 最後に、皆さん一人ひとりの力で学校を作るという気概を持ってください。皆さんが学校を作ると言う意味は、新たな伝統を築くと言うことです。我々教職員と一緒に学校を作ってください。皆さんには、若者らしい行動力を持ち、グローバルな視点で、言語・宗教・皮膚の色も超越し、多くの人を助けられる頼もしいリーダーになって欲しいと思います。皆さんの成長を心から期待しています。

 保護者の皆様、本日はおめでとうございます。本校の使命は、子供たちの人間的な成長と進路実現と考えております。教職員もその使命を果たすべく、授業力や進学指導力の向上に努めて参ります。生徒の成長・変容が我々の仕事の成果であり、喜びでもあります。責任は指導者である教職員にあるという意識を大切に、暖かく、時に厳しく鍛え、心身ともに逞しい若者に育てあげて参ります。これから3年間、どうか、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年4月8日
西武学園文理高等学校長
柴田 誠

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