5月10日(月)、中学1年生を対象にした「アンガーマネジメント講座」が開催されました。
講師は、本校のスクールカウセラーの鈴木直樹先生。鈴木先生は、アンガーとは「怒り」、マネジメントは「後悔しないこと」、アンガーマネジメントは「自分の怒りによって後悔しない方法」と説明しました。
ポイントは2つ。
1つは、怒りを感じた時に6秒間その怒りについて考えること。
怒りを瞬時に発散すると、時に大切な人を傷つけてしまいます。自分が何に怒り、なぜ怒りを感じるのか、一度立ち止まって考えることで気持ちは落ちつきます。
もう1つは、自分の中の「こうあるべき」という理想を強く持ちすぎないこと。
理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、怒りは激しくなります。いつも自分が正しいと思わず、自分とは異なる考え方を認めることで、怒りの「火」はぐっと小さくなります。
生徒たちは、鈴木先生のわかりやすい解説に「なるほど」とうなずきながら、熱心にメモを取っていました。中学校生活も始まったばかり。仲間との間に摩擦が生じることもきっとあります。そのときに自分をマネジメントできる人になってもらいたい。そう願いつつ、生徒たちが気持ちのよい人間関係を築けるよう見守っていきたいと思います。