9月10日(土)、11日(日)の両日、3年ぶりに学外のお客様を招いて「文理祭」が開催されました。
新型コロナウイルスの感染拡大により昨年、一昨年は一般公開を断念し、一部の企画をオンデマンドで配信したり、来校者を関係者に限定した小規模の開催に変更したりと、生徒たちにとってはもどかしい、不完全燃焼の2年を過ごしてきました。
そして、今年。
中学、高校に入学して初めて一般公開する文理祭。実行委員にとっても、クラスのイベントを取り仕切る代表生徒にとっても、分からないことだらけの文理祭。感染予防に気をつけながら、手探りで準備を進めてきました。
以前のように、模擬店のテントが並ぶ賑やかな文理祭ではありませんでした。
呼び込みの大きな声も聞こえません。
生徒やお客様の笑顔もマスクに隠れてはっきり見えません。
それでも2日で2300人を超える来場者を数え、第41回文理祭は大盛況のうちに幕を閉じました。来場いただいた皆様には、マスクの着用はもとより検温や手指消毒、学内での飲食制限にもご協力いただき、誠にありがとうございました。お陰様で無事に文理祭を終えることができました。
我々教職員にとっても久しぶりの文化祭。ふだんは見えない生徒の一面を発見したり、懐かしい卒業生と思い出話にふけったり、中夜祭の花火に小さな歓声をもらしたり、サプライズゲスト*の登場にワクワクしたり。そんな楽しい2日間でした。
生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。
来年はもっと楽しい、もっとエネルギッシュな文理祭にしましょう。
*サプライズゲストについて
本校では「未知の世界を知る」という講座があります。その中のテーマの一つに「テレビドラマ収録現場見学を通して番組制作の裏側を知る」という講座を設定し、今年度はTBSドラマ「パパとムスメの7日間」の協力にて実現しました。講座参加者はスタッフさんや出演者と話したり、実際の収録現場を見学しました。また、今回はドラマへの出演体験も設けさせていただき、ドラマ収録の大変さを実感することができました。
今回の文化祭のサプライズ企画は、1年生有志が文化祭を盛り上げるために、ロケ地として利用いただいたドラマ「パパとムスメの7日間」の主題歌を歌う歌手「手がクリームパン」さんを招待することを考えました。生徒自身がご本人へDMを送り、実現した企画になります。当日は予想をはるかに超える観客の方が、高校中庭を埋め尽くし、文化祭を大いに盛り上げてくれました。