5月11日(木)5~6限に行われた探究学習。佐藤祐一朗教諭がファシリテーターを務める高校2年生の教室では、ゲストティーチャーの講義が行われていました。
お招きしたのは、日本政策金融公庫・北関東信越創業支援センターの手塚侑真さん。「ビジネスとは?課題を探そう!」と題された講演&ワークショップは、日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」への第一歩。このコンテストへの出場をめざして準備する中で、ビジネスの知見を深め、
「自ら学び、考え、課題を見つける力」
「課題を解決するための論理的な思考力」
「他者と協働しながら課題を解決する力」
を生徒たちに身につけさせようというのが仕掛け人である佐藤先生のねらい。
この日は、「ビジグラ」の目的やスケジュールについて確認すると、さっそくワークショップが開始されました。手塚さんから「ビジネスとは?」「アイデアはどうすれば思いつくのか?」など、さまざまなレクチャーを受けたあとは、具体的なアイデア出しに挑戦。手塚さんからは、次のフレームが与えられました。
誰が(ターゲット)、なぜ(理由)、何を(アイデア)買うのか。
ビジネスとは、世の中の「困っている誰か」の課題を、アイデア(すでに世の中にある商品やサービスの新たな組み合わせ)によって解決し、その対価を得ること。誰をターゲットにし、どんなアイデアを提供するのか。そして、そこにはどんな理由があるのか。しっかりしたストーリーがなければ、ビジネスとは言えないと手塚さんは語ります。
夏に向けて、高校生たちの挑戦は始まったばかり。社会を(誰かを)幸せにするアイデアが、教室からたくさんあふれ出ることを期待しています。このコンテストはファイナリスト10組に選ばれると、東京大学伊藤謝恩ホールでプレゼンテーションを行うことができるとのこと。目指せ、ファイナリスト!