Leader’s Interview ~書道部 部長 大野 拓也~

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書く人の気持ちが表れる、
だから、一文字一文字に気持ちを込める

書道部
部長 大野 拓也 さん

――大野さんが書道部に入部したきっかけは何ですか。
 
大野:小学1年生のときに書道教室に通い始め、文理中学で書道部に入部しました。中学に入ってからは忙しくなって教室に通う日数も少なくなりましたが、その分、部活で感覚を鈍らせないように書き続けました。高校進学と同時に教室は辞めましたが、やっぱり書道が好きで、高校でも部活で続けようと思いました。

――書道部の活動について、具体的に教えて下さい。

大野:部員は、現在、3年生男子1名、女子3名の4人で活動しています。活動場所は、「森の熊さん棟」の2階にある書道室です。特に、この日に活動と決まっているわけではありませんが、それぞれが自分の時間を見つけて作品に取り組んでいます。「高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会」への出品、文化祭での掛け軸の展示などが大きなイベントです。普段は、各自で自分の作品の練習をしていますが、合作に取り組むこともあります。出品する作品を決めるときは、候補作品を並べて、どの作品が良いか、部員全員で話し合っています。緊張の瞬間です(笑)

――書道部のポリシーや、活動の中で大切にしていることなどがあれば、教えて下さい。

大野:書道部のポリシーは「楽しく、気持ちを込めて書く」です。書道は、書く人の気持ちが強く反映されます。気持ちを込めて書けば文字は命が宿ったように生き生きとしますし、雑念が入っていい加減な気持ちで書いてしまうと文字も乱雑になってしまいます。お手本のとおり、きれいに書くことはもちろん大切ですが、合作などは自分たちの気持ちが文字に表れやすいので、どれだけ気持ちを込められるかにフォーカスしています。

――大野さん自身が、リーダーとして一番楽しいのはどんなときですか。
 
大野:書道部みんなの作品が褒められることです。文化祭では、来場者に作品の感想を書いてもらいます。そのノートに「美しかった!」「カッコよかった!」などの言葉を見つけると、自分たちの気持ちが伝わってよかったとうれしくなりますし、そういう言葉に部員たちが喜んでいる姿を見ると、もっとうれしくなります。たくさんの人たちから作品に対するメッセージをもらうと、次の作品を書くモチベーションにもつながりますし、もっと気持ちのこもった作品を書きたいという心境になります。

――リーダーとして大変なのはどんなときですか。どうやって乗り越えますか。

大野:部長の仕事の中で大変なのは、書類作成です。具体的には、大会の出品票や作品票の作成などです。顧問の先生から記入に関する指示を聞いたら、それを部員全員に伝えます。部員が各自記入する得ものもありますが、それも含め、最終チェックをするのは部長の仕事。万が一にも、記入漏れやミスがあると大会に出品できなくなってしまうので、責任のある仕事だなと感じます。大会当日まで、主催者側から何か連絡があるのではないかとドキドキしながら過ごしていました(笑)。

――書道部の目標を教えて下さい。

大野:書道部の目標は、「前回の作品よりも成長した自分を見せる」です。前回大会よりも上位の賞を獲る、文理祭の展示や合作なら前回よりも気持ちを込めた作品を出品するなど、自分たちが成長した姿をたくさんの人に見ていただきたいです。

――大野さんにとって書道部とは何ですか?
 
大野:私にとって書道部は、「時間を忘れて夢中になれる場所」です。好きだからずっと書いていられるし、線の太さ、力の入れ方、バランスの取り方など試行錯誤を繰り返しながら書いていると、気づけばかなり時間が経っていたなんてこともよくあります。それから、授業ではあまり交流できない仲間と一緒に過ごせるから、本当に楽しいです。

≪大野さんの作品≫

――ありがとうございました。最後に文理高校の受験を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
 
大野:文理高校にはたくさんの部活があります。趣味の延長として楽しむのもよし、まったくやったことがないものにチャレンジするのもよし、楽しい高校生活が待っています。受験、頑張って下さい!

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