刺激をくれる仲間と頼もしい先生との出会い
内向的だった私が変わった
41期生 グローバル選抜クラス
比留間 優月美さん
進学先 名古屋大学 経済学部
――学校生活で特に注力していたことは
比留間:中学生の頃から部活と勉強の両立に注力していました。
私はダンス部に所属していましたが、限られた時間だからこそ、集中したい対象に全力投球できたと思っています。どちらも妥協したくなかったので、1日のスケジュールにおいても、長いスパンにおいても、自分の中の優先順位を明確にして取り組みました。
――学校生活での一番の思い出は
比留間:文理中学3年生の時のセブ島語学研修です。
自分は海外に行ったこともなく、中学生になって英語の学習を始めました。実際に3週間、現地での生活を通して、教室での単語や文法などの勉強だけでは身につけられない、ネイティブとのコミュニケーションや異文化体験をすることが出来ました。その経験で、英語がもっと好きになり、自分の語学力がぐっと上がった気がして嬉しかったです。
――学校生活で、やっておけば良かったことはありますか
比留間:もっと積極的に先生や友達と交流しに行けばよかったと思います。
私はやや内向的で、1人で自分のやりたいことに集中するタイプだったので、あまり自ら交友関係を広げようと動きませんでした。その分、深い人間関係を築けた点は良かったのですが、西武文理には、興味のあることや価値観の違うクラスメイト、専門分野に詳しい先生が沢山います。ネイティブの先生や留学生と積極的に話し、自分のやりたいことを見つけている友達もいました。もっと積極的に交流できていたら、人との関わりを通して新たな自分や価値観が見つかったかもしれません。
――自分自身で成長できたと思うのはどのような部分ですか
比留間:部活動や受験を通して、人に感謝できるようになったことです。
私は元々個人行動が好きなタイプだったのですが、ダンス部の仲間と、全国大会に向けて全力で練習に励んだ過程を通して、部員のみんな、顧問の先生、親など、沢山の方に支えてもらっていることに気づくことができました。受験においても、辛い時には学校の先生や友達はたくさん相談に乗ってくれました。部活においても、勉強においても、結果を出し、支えてもらった人に喜んでもらえて、とても嬉しかったです。
――西武文理に入学して良かったことは
比留間:刺激を貰える友達や仲間、自分のやりたいことを全力でサポートしてくれる先生方に出会えたことです。今年度から高入生と内部生の混合クラスになって、より多くの人と関わる機会が増えたことで、互いに刺激を与え合う事ができました。また、進路先や性格の違う生徒、1人ひとりと向き合ってくれる先生のおかげで、前向きに頑張れました。
――これからの夢・目標は
比留間:明確には決まっていませんが、候補が2つあります。
1つ目は、私は日本の少子高齢化に伴う人口減少問題に危機感があるので、人口減少が深刻化する状況下でも経済を維持し続ける方法を研究し、それをサポートできる都道府県、あるいは市町村の地方公務員になることです。生活全般だけでなくて、地方から都市、都市から地方に移動する人に寄り添って、行政サービスの向上に尽力したいです。
2つ目は商社などで、日系企業の国際営業を進め、日本の魅力的な商品を世界に広める、橋渡し役になりたいです。日本の強みと他国の需要から、取引企画提案や経営戦略を考え、グローバルなビジネスで活躍したいです。
また、学費やダンスのレッスン費など、幼い頃からたくさん自分にお金を投資してもらっている自覚があるので、その分を母親に返し、恩返ししたいとは考えています。まずは精神的にも経済的にも自立できる人になりたいです。
――最後に西武文理への進学を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
比留間:西武文理は部活も勉強も全力で励むことができる環境が整っています。その分、たくさんの選択肢に迷うことや、両立に苦しむことはあると思いますが、応援してくれる先生や友達はたくさんいるので、自分のやりたいことを余すことなく追いかけてみてほしいです。
たとえ上手くいかなくても、自分にとって新たな発見があると思います。私も西武文理の先輩として陰ながら後輩を応援しています。